アロエを食べてはいけないと言われる理由｜毒性・食べ過ぎによる副作用について解説

庭やスーパー、美容製品などでよく見かけるアロエ。ヨーグルトや美容クリームにもその成分が含まれ、様々な用途で利用されている植物ですね。

しかし、皆さんはアロエを『摂取しない方が良い』という説をご存じでしょうか？

この記事では、

アロエとは一体どんな植物なのか？
アロエには毒性があるのか？
アロエを摂り過ぎると起こる副作用
について詳しくまとめてみました。アロエは身近な存在ですが、注意が必要な一面もあるので、ぜひ参考にしてみてください。

アロエとはどんな植物？

アロエはアフリカ大陸の南部とマダガスカル島を中心に広く分布している多肉植物です。

寒冷地域では霜が降りるため、アロエは弱いと言えます。このため、寒冷地域では温室内での栽培が必要ですが、国内の温暖な地域では2メートル以上まで成長することもあります。

アロエには2つの主な種類があり、それぞれ異なる用途があります。

アロエベラ
果肉が厚みがあるため、主に食用として栽培されているアロエの一種です。スーパーなどで販売されているヨーグルトには、主にアロエベラの果肉が含まれています。日本ではアロエの刺身としても食べられ、便秘改善にも効果があるとされています。

キダチアロエ
アロエベラよりも果肉の厚みが薄く、葉の縁に大きなトゲ状の突起があるのが特徴です。食用にもなりますが、主に観賞用として利用されることが一般的です。

アロエは一般的に健康や美容に良いとされる植物ですが、実は注意が必要な毒性を持つ部位が存在します。

ここでは、アロエの毒性について詳しく解説します。

アロエに含まれる毒成分と注意すべき部位
アロエに含まれている毒成分は『アントラノイド』と呼ばれます。

このアントラノイドは、発がん性があるとされ、アロエの皮の部分に存在しています。

アロエの皮は苦みがあり、通常は食用とされていませんが、万が一摂取する場合は、危険な成分が含まれている可能性があるため、必ず皮を綺麗に剥いてから摂取するようにしましょう。

もちろん、アロエの皮を食べなければ問題ありませんので、安心してご利用ください。

POINT
アロエの皮には発がん性物質である『アントラノイド』が含まれているため、摂取の際は注意が必要です。

アロエは栄養価が高い植物ですが、一度に大量に摂取すると腹痛や下痢などの副作用が生じる可能性があります。

食物繊維が豊富に含まれているため、過剰な摂取はおなかの不快感を引き起こす原因となります。おすすめの摂取方法は、毎日少量ずつ継続することです。これにより、アロエの栄養を効果的に摂り入れつつ、不快な症状を避けることができます。

アロエは健康や美容に良いとされる一方で、食べ過ぎや誤った使用法によっては副作用が出ることもある植物ですね。それをまとめるのは重要なことです。何か他にまとめたい情報があれば、教えてくださいね。