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赤ちゃんの離乳食にアボカドはいつから?アレルギーや下痢は大丈夫?

育ち盛りの赤ちゃんがいるご家庭では、離乳食の進行に合わせて新しい食材に挑戦することも増えてくるでしょう。特に、女性に人気の食材である「アボカド」は、赤ちゃんにも与えて良いのか気になることでしょう。

この記事では、栄養士資格保持者が監修し、アボカドを赤ちゃんに初めて与える際のポイントについて解説します。離乳食のステップに合わせて安全かつ栄養バランスのとれた食事を提供するために、ぜひ参考にしてくださいね!

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アボカドは何歳から食べることができる?

アボカドは通称「森のバター」と呼ばれ、そのまま食べたりサラダに使ったりすることが一般的です。しかし、この果実は脂質を多く含んでおり、未熟な消化機能を持つ赤ちゃんには早い時期から摂取するのは控えるべきとされています。

子供にアボカドを導入する際は、1歳頃から徐々に少量ずつ与えることがおすすめされています。最も早くても、7〜8か月頃には極めてわずかな量を試してみると良いでしょう。

以下に、赤ちゃん向けの一般的な果物とアボカドの栄養成分を比較してみました。

果実類の栄養成分比較
・アボカド:エネルギー187kcal、たんぱく質2.5g、脂質18.7g、炭水化物6.2g
・バナナ:エネルギー86kcal、たんぱく質1.1g、脂質0.2g、炭水化物22.5g
・りんご:エネルギー57kcal、たんぱく質0.1g、脂質0.2g、炭水化物15.5g
※100gあたり、参考「七訂食品成分表2020」

これらの数値からもわかるように、アボカドは脂質が非常に豊富な食材です。成人でも摂りすぎには気をつけるべきであり、離乳食時期は健康的な食習慣を築く上での大切なステージです。

アボカドだけでなく、脂肪が多く含まれる肉類なども、成長に応じて導入されるべき時期がやってきます。赤ちゃんの発育に合わせ、焦らず慎重に検討していくことが重要です。

離乳食でアボカドを与えるときの注意点

アボカドは脂質が多いため、0歳から1歳の子供に与える際の量には注意が必要です。以下は目安です。

7~8カ月頃:5~10g
9~11カ月頃:10g
12~18カ月頃:10~15g
アボカドの固さ
アボカドを与えるときは、しっかりと熟した柔らかいものを選びましょう。初めての場合は、子どもスプーン1杯くらい(約10g)から始め、指でつぶせる程度の固さが適切です(バナナぐらいの固さ)。

アレルギー
同じ食品を繰り返し与えるとアレルギーを引き起こす可能性があるため、数日に1回程度の頻度でアボカドを与えるようにしましょう。アレルギーの兆候には敏感に注意し、定期的に食品のバリエーションを広げていくことが大切です。

加熱せず生で食べさせるときは注意
離乳食の時期には、アボカドを茹でたり電子レンジで加熱することが推奨されます。ただし、生で食べさせる場合も問題ありません。生の場合は、アレルギー症状の有無に留意し、かゆみや蕁麻疹、嘔吐や下痢がないか確認してから与えましょう。

無理に食べさせない
赤ちゃんがアボカドを嫌がる場合、無理に食べさせないようにしましょう。特に1歳頃からの食べムラは成長の一環であり、楽しく食事する習慣を育むためには柔軟なアプローチが必要です。食べたら褒めてあげると、ポジティブな食事体験に繋がります。

離乳食でアボカドを使うときのコツ

アボカドを赤ちゃんに与える際のコツは、ペースト状にすることです。

① 皮をむき
② 種を取り除き
③ 実をフォークで軽くつぶす
④ 加熱してペースト状にする

この手順で準備すると良いでしょう。

アボカドは自体の味があまり強くないため、だし汁でのばして与えると赤ちゃんも食べやすくなります。

赤ちゃんがアボカドに慣れてきたら、特別に用意する必要なく、ママが使うものを取り分けて与えても大丈夫ですよ。

アボカドを使った離乳食のおすすめレシピ

アボカドを使った美味しいレシピをご紹介します!

アボカドのチーズグラタン(大人2人分)
大人向けのレシピを、赤ちゃんと一緒に楽しめるものです。(赤ちゃんには月齢に応じた少量を)

【材料】
トマト・・・1個
アボカド(熟したもの)・・・1個
シイタケ・・・4枚
えのきだけ・・・50g
スライスチーズ・・・1~2枚
バター・・・5g
塩・・・少々

【作り方】
① トマトは湯むきをして6〜8等分に切る。種を取り除く。
② アボカドは皮をむき、種を取って7〜8mm角に切る。
③ シイタケは石づきを取り、スライスする。
④ えのきだけは石づきを取り除き、2等分にして根元をほぐす。
⑤ フライパンにバターを溶かし、アボカド・シイタケ・えのきだけを炒める。塩で味付けする。フライパンの端に寄せてトマトを両面軽く焼く。
⑥ 耐熱皿に材料を盛り、スライスチーズをのせて200℃のオーブンまたはオーブントースターで焼く。

アボカドのつぶつぶサラダ(大人2人分)
【材料】
トマト・・・60g
アボカド(熟したもの)・・・20g
プロセスチーズ・・・20g
酢・・・大さじ1強
砂糖・・・小さじ2
塩・・・少々

【作り方】
① トマトは湯むきし、皮と種を取り除いて7〜8mm角に切る。
② アボカドは皮をむき、種を取って同じく7〜8mm角に切る。
③ チーズも同じく7〜8mm角に切る。
④ 調味料で甘酢を作り、材料を和える。
※ アボカドの代わりにきゅうりを皮をむいて使ってもおいしいです。

まとめ

アボカドは赤ちゃんにとって栄養価が高く、脂質にも富んでいます。必ずしも赤ちゃんに早くから与える必要はありませんが、海外では離乳食の初期から採用するケースもあるほどです。慎重に様子を見ながら導入してみるといいでしょう。

赤ちゃんにアボカドを与える際のポイントやレシピなど、参考になる情報がたくさんあります。離乳食は、母乳やミルクから始まり、徐々に食事での栄養摂取に移行する大切な時期です。

楽しい食事体験は、体と心の健康を促進する重要な一歩です。「美味しいね」と声をかけながら、赤ちゃんとの食事を楽しむ時間を作りましょう!

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