痩せ型の方は、しばしば細く華奢な体つきに悩まれることがあります。そのなかでも、指があまりに細いことが心配事となることもあります。男性の場合、指が細すぎると印象が弱々しく映ることがありますし、女性でも指が極端に細いと心配されることがあります。
指の太さに関する悩みを抱える方のために、こちらの記事では指の平均サイズと指を太くする方法についてご紹介いたします。
指の太さの平均
具体的な平均値は存在しないものの、指輪のサイズからおおよその平均を算出することができます。男性の場合、一般的な平均サイズは15号から18号(55.5mmから58.6mm)であり、女性の場合は8号から10号(48.2mmから50.3mm)が一般的とされています。以下は指輪のサイズ一覧です。
6号: 46.1mm
7号: 47.1mm
8号: 48.2mm
9号: 49.2mm
10号: 50.3mm
11号: 51.3mm
12号: 52.4mm
13号: 53.4mm
14号: 54.5mm
15号: 55.5mm
16号: 56.6mm
17号: 57.6mm
18号: 58.6mm
19号: 59.7mm
20号: 60.7mm
21号: 61.8mm
22号: 62.8mm
これらの一般的なサイズよりも小さい場合は、指が細いと言えます。ただし、平均値であっても指が長い場合は、視覚的には細く見えることもあります。
サイズを測る方法については、以下の手順があります。まず、紙(メモ用紙)に折り目をつけ、ハサミでカットして細長く(約7cm程度)します。次に、測りたい指の一番太い部分(第二関節あたり)にキツめに巻き付け、一周して重なったところにペンでチェックを入れます。最後に、紙を定規にあててサイズを測定します。
指を太くする方法
指を太くすることは実は非常に難しい作業です。指には大部分に筋肉がなく、大きな筋肉である胸、背中、太もも、上腕などと比較して太くするのは容易ではありません。これらの筋肉と同じような結果を期待すると、成功するのは難しいでしょう。指を太くするには非常に長期的な視点が必要であり、即座に効果を感じることは難しいです。
脂肪を増やせば良いと思われるかもしれませんが、痩せ型の人は脂肪が付きにくい体質が一般的であり、末端部分の指に脂肪がつくことは難しいです。また、脂肪はピンポイントで増減させることが難しく、指は主に骨から構成されているため、生まれつきの骨格による影響が大きいです。
個人的な意見として、指を太くするよりも、他の部位を鍛えて指の細さが気にならないようにする方がおすすめです。指を太くすることは非常に難しく、ある程度筋肉をつけてからでも遅くないと考えます。しかし、「どうしても指を太くしたい!」という方のために、以下にいくつかトレーニング方法をご紹介します。
指を動かす際に使われるのは主に前腕の筋肉です。指は長い腱で関節に繋がっており、前腕を太くすることで結果的に指を強くすることができます。以下では、指に負荷をかけつつできる前腕のトレーニングを紹介します。
指立て伏せ:
初めは膝をついた状態から始め、慣れてきたら5本の指で行います。
5本の指でできるようになったら、1本ずつ指を減らしていくと良いですが、関節を痛めないように注意が必要です。
指懸垂:
親指以外の4本の指から始め、3本指、2本指、1本指と進んでいきます。
初めは体を動かさず指だけで体を支える状態を保ち、徐々に指の本数を減らしていきます。
ハンドグリップ:
握力を鍛えるトレーニング器具として有名なハンドグリップを利用します。
重量選びが大切で、1セット10回程度で限界がくる重量が目安です。
最後に、指の関節をポキポキ鳴らすことはNGです。関節を鳴らすと指が太くなるというのは迷信であり、むしろ関節に負担をかけ怪我の原因になりますので、絶対に行わないようにしましょう。
まとめ
今回は指の平均的な太さと太くする方法をご紹介しました。前述の通り、指に焦点を当ててトレーニングを行う際には、無理に回数をこなそうとすると怪我の原因となる可能性があります。急激な太り方は期待できないため、無理をせずに地道に鍛えていくことが大切です。