職場のモラハラに仕返しする方法

モラハラは、無視や嫌がらせなど、その形態は様々ですが、一般的にはあなたを不幸に陥れようとする邪悪な意図から生じています。

適切に対処しないと、最悪の場合、いじめなどに発展し、あなたのメンタルが崩壊する可能性もあります。私はそうなることは絶対に避けたいので、この記事をまとめています。

読んでいただいた方にお願いしたいのは、この記事を参考にして行動に移していただくことです。そうしないと、現状を打破することは絶対に難しいでしょう。

それでは、ますます悪化しないように、一挙に10の対処法を紹介します。現在、あなたが職場で誰からモラハラを受けているのかは分かりません。

上司、先輩、同僚など、ケースは様々だと思いますが、対処法は基本的には同じです。自分の状況に合わせて読んでみてください。

過度に反応しない

モラハラ（いじめや嫌がらせ）を行う人たちは、あなたが何らかの反応を示すことを期待しています。なぜなら、あなたが我慢して苦しんでいる姿を見て楽しんでいるからです。これは、小学生や中学生時代にいじめに巻き込まれた経験がある方にとっても、その感覚が馴染み深いものでしょう。

いじめの加害者は、被害者の反応を楽しむことがありましたよね？大人になっても、これは同様であり、その行動はいじめの頃と変わりありません。

こうした行動をやめさせるためには、一番の対処法は「反応しないこと」です。科学的に言えば、いじめや嫌がらせを行う際、人は快楽物質であるドーパミンを脳内で感じます。そして、これを楽しいと感じた人は、その快楽を再び味わいたくなり、本能的にその行動を繰り返すようになります。

言い換えれば、モラハラがエスカレートしていく仕組みです。ですから、あなたが耐え続けても、相手は何度でも嫌がらせをしてきます。この苦しい状況に堪え続けることは得策ではなく、むしろその行動を助長してしまうことになります。

モラハラを辞めさせるには、相手にとって行為から得られる刺激がないことを気づかせる必要があります。相手が気づいたならば、新たな刺激を求めて、別の方向に興味を向ける可能性があります。

完全無視することは難しい場合もありますが、相手に楽しませないように注意を払うことが重要です。相手との距離を置くのは簡単な方法であり、無視したり、つまらない反応を返したりしても構いません。相手がつまらないと感じるように行動し、そのまま根気よく続けてください。

たとえば、

彼氏や彼女ができた
大きなプロジェクトを任された
新しい趣味にハマった
など、相手が興味を失うまで続けましょう。相手がより刺激的なことを見つければ、いじめや嫌がらせはもはや相手にとって魅力的でないこととなり、脱却するチャンスとなるでしょう。

上から目線で軽く流す

「関わらない」対処法とは異なり、もう少しアグレッシブで自己主張的な方法があります。相手がどれだけ空気が読めなくても、受け流し続けることで、いじめや嫌がらせがだんだんと相手にとってつまらなく感じられるようになります。

ここでは、いくつかの考え方やメンタルを身に付けて、上から目線で受け流す方法を紹介します。

何をされようが自分の方が優位だと考える:
モラハラをする人は、根本的に自分に自信がないことが多いです。彼らは攻撃して自己肯定感を上げているのです。しかし、これは逆に見方を変えると、「あなたの方が私よりも上です」と相手が認めている行動であるとも考えられます。相手があなたを攻撃しても、優越感を感じることができないので、相手の攻撃が無力化されます。

相手が持っていないものを知る:
嫌がらせやいじめをする人は、不満や不安を抱えていることがあります。あなたがターゲットにされてしまう理由は、相手が持っていないものをあなたが持っているからです。相手が不足している部分に嫉妬し、それをモラハラで埋めようとしている可能性があります。これに気づくことで、あなたは相手よりも充実した状態にあり、自信を持つことができます。

具体的には、プライベートな関係、仕事、物質的な面などで相手が欠けているものがあります。これを理解し、自分の強みを活かして相手の攻撃に対抗することができます。

あなたは相手よりも多くを持っている:
相手が嫌がらせやいじめで攻撃してくる段階で、相手はあなたがより多くを持っていることを認めていると言えます。相手が持っていないものに対してあなたが優越感を感じ、それが相手の攻撃の原動力になっている可能性があります。この自覚を持って、相手の攻撃に対して堂々と立ち向かいましょう。

これらの考え方やメンタルを身に付けることで、いじめや嫌がらせをする相手が自分よりも劣っていると感じさせ、その行動がむなしく感じられるようになります。相手の攻撃を受け流し、自信を持って積極的に自分を主張することが、いじめや嫌がらせから解放される一歩となります。

社内に味方をつくる

確かに、理不尽なモラハラに対抗する際、自分だけでなく味方がいることは非常に心強いですね。他の対処法と組み合わせつつ、社内での味方づくりにも着手してみましょう。

まずは信頼できる人に相談することが大切です。身近で信頼できる人、上司や同僚など誰でも良いです。自分が感じている状況と、他人が見ている景色は意外と異なることがあります。極端な例ではありますが、パワハラ上司に悩んでいたと思っていたけれども、第三者から見ればその上司が本人のことを考えて怒っていたという事例も過去にありました。誰かに相談することで、自分の気持ちを吐き出すことができ、心が安定するだけでなく、視野を広げて客観的に状況を見ることができます。冷静でいることはモラハラに立ち向かう上で非常に重要です。

さらに、仲間の輪を広げていくことも重要です。周りにいる人があなたが受けているいじめやパワハラを目撃しているなら、彼らに手伝ってもらうことが大切です。一緒に戦う仲間になってもらいましょう。例えば、上司からのモラハラを目撃している同僚も、その行為に不快な思いをしている可能性があります。彼らもまた同じように協力してくれるかもしれません。ベテランの方に相談すると、過去の解決事例を知っているかもしれません。過去の成功例を参考にすることで、同様の問題への対策を打つ手が見つかる可能性もあります。

一人で悩むよりも仲間を増やしていくことで、大きな力になることができます。少しでも協力してくれる仲間を見つけ、一緒に戦っていくことで、モラハラに対抗する力を強化していきましょう。

自然な形で相手との接点を増やす

「自然な形で接点を増やす」は仕返しの観点ではないですが、非常に有効な対処法と言えますので、紹介させていただきます。

心理学的に認知された単純接触効果に基づき、意識的に相手との関わりを増やすことで相手の印象を変えていくことができます。モラハラの解消において、このアプローチは効果的な手段となります。

モラハラの原因の一つとして挙げられるのがコミュニケーション不足です。コミュニケーションが不足するとお互いに距離ができ、不信感が生まれやすくなります。厚生労働省の調査によれば、ハラスメントの発生する職場では上司と部下のコミュニケーションが少ないケースが多いと報告されています。コミュニケーションが少ないことがハラスメントを引き起こす一因となり得るため、これを改善することが重要です。

また、タイミングを意識してコミュニケーションをとることも大切です。相手の機嫌が良い時にコミュニケーションをとることで、良好な関係を築くことができます。逆に、相手の機嫌が悪い時はできるだけ関わらないようにするといった配慮も重要です。このような気配りを心掛けることで、相手とのコミュニケーションが円滑に進みやすくなります。

これらの対処法を実践することで、相手との関係性が改善され、モラハラの解消へと繋がる可能性があります。仲良くなることで相手の懐に入り、モラハラの対象から外れることも期待できます。ただし、仕返しを行う場合は慎重に考え、相手に対して不当な行為を行わないよう留意することが重要です。

はっきりと言い返す

人は自分に自信がない時や恐怖におびえている時、はっきりした口調で話せなくなります。

モラハラ上司に攻撃されている時、職場で陰湿ないじめを受けた時、あなたはこれと似たような状況になっていませんか？

でもこの瞬間こそ、ハッキリと大きな声で反撃することが大事です。

なぜなら受け答えの声が小さくハッキリしないと、それだけであなたにとって不利な雰囲気が生まれてしまうんです。

こうなってしまうと、ここぞとばかりに上司はさらにエスカレートして攻撃をしかけてきます。

実際に僕は以下のような経験をしています。

上司に向かって明らかに正しい論理で反撃しても、その反撃の声が小さいと打ち消されて相手の話を被せられる…

これ、経験した人なら分かると思うんですが、めっちゃ悔しいんですよ。笑。

大きい声を出せばいいとは限りませんが、ドシッとした態度や、ハッキリとした声量は武器になり、不利になってしまうことはまずありません。
声が震えてたら効果が無くなりますからね。

我慢せずにストレートに言い返すと効果的
ストレートに相手に伝えると意外とすんなり解決したりします。

「その言葉に私は傷つきました」
「パワハラとして報告させてもらいます」

こんな感じで言えば、相手は「うっ」と声が出なくなるかもしれません。

もちろん、「怖くてそんなのできないよ！」ってあなたは思うでしょう。

実際、僕もそうでした。

しかし、いじめ加害者の心理から言えば、言い返せない静かな人間ほど狙われやすくなりますよ。

言い返すのってとても勇気がいる行動ですが、やれば効果が早く出ます。

相手の仕事を奪って主導権を持つ

次に紹介する方法は、あなたのキャリアを早めることにも繋がるおすすめな方法です。

簡単に言うと、本来上司や先輩がやるべき仕事まで自分でやることによって、徐々に相手の仕事を奪っていくんです。

無能な人が相手の場合は非常に有効な手段です。

あなたに頼らないといけない状況をつくる
相手を追い詰めるには「あなたに頼らざるを得ない状況」にすることが重要です。

そうすれば、相手はあなたに強く言えなくなるどころか、あなたが相手の首根っこを掴んだ状態にできるのです。

そのために、まずやるべきことは、今やっている仕事の範囲を広げることです。

これは雑用をやれと言っているのではないです。

一般的に、会社員というのは会社から課せられている目標設定があります。

その目標を達成することに繋がる仕事をあなたがやるわけです。

一見すると、これは上司や先輩をサポートしているように見えるかもしれませんが、こうすることで相手の評価はあなたの働き次第という状況になります。

相手の仕事を奪ったら、叩きのめそう
このように積極的な姿勢で仕事に取り組んでいると、あなたは会社の中で目立った人材になってきます。

あなた自身もどんどん前に出ていきましょう。

上司や先輩をたてる必要はありません。

ただし、相手をこけおろしたり、足を引っ張ったりするのはNGです。

そういった行為は周囲の誰かが必ず見ていて、あなたの評価を下げるだけの行為なので、絶対にやらないでください。

そんなことをしなくても、相手の評判は落ちていき勝手に消えていきますよ。

特にプライドが高いタイプなら、すぐに効果が出ます。

相手の弱みに付け込む

弱みを見つけるというアプローチは慎重に行うべきです。法的な問題やモラルに反する行為に対処するためには、適切なプロセスや機関を通じて行動することが重要です。自己の利益のために相手の弱みを悪用することは、倫理的にも問題があり、法的なリスクも伴います。

もし法的な問題やモラルに反する行為を発見した場合は、次のステップを検討してみてください。

内部告発制度を利用する: 会社には内部告発制度がある場合があります。これを通じて問題を報告することで、適切な対処が期待できます。

人事部門や上司に相談する: 信頼できる人事担当者や上司に相談し、違法行為やモラルに反する行為に対処するためのサポートを求めましょう。

外部の機関に相談する: 法的な問題がある場合、外部の法的機関や労働組合に相談することが選択肢となります。

ただし、相手に対して敵対的なアクションを取る前に、法的アドバイスを受けることが大切です。法的なプロセスを理解し、自らも法に従って行動することが重要です。

モラハラの証拠を残しておく

証拠の収集は非常に重要で、しっかりとした手段で行うことが重要です。ただし、脅迫やストーカー行為など、法的に問題が生じる可能性がある行動には注意が必要です。法的な手続きを専門家に相談することが賢明です。

また、訴訟や法的手続きに踏み切る前に、内部告発制度や労働組合、法務相談など、組織内外のサポートを受けることも検討すべきです。相談先によっては、事態を解決するためのプロセスやアドバイスを提供してくれるでしょう。

重要なのは、自らの権利を守るために適切な手段を選び、冷静かつ法的なプロセスを確認することです。

モラハラ被害を訴える

相談窓口や外部の専門機関を活用することは非常に重要です。これらの機関は労働法やハラスメントに詳しく、的確なアドバイスや支援を提供してくれるでしょう。冷静かつ具体的な情報を伝えることが重要で、相談の際には感情的にならず、事実を客観的に伝えるようにしましょう。

また、外部の専門機関に相談する際には、事前に会社に相談した旨を伝えることが重要です。これにより、あなたが問題解決を図るために適切な手段を探している姿勢が伝わります。

ハラスメントに対処する際には、自分だけでなく組織全体の健全な雰囲気を築くことも重要です。相談や報告を通じて、組織が問題に真摯に向き合い、解決策を見つけることが期待されます。

成功して見返す

ハラスメントやいじめに対処する中で、最終的にはあなた自身の幸福が最大の武器になります。相手が嫌がることは、あなたが充実した人生を築くことです。特にキャリアアップはその中でも効果的な手段で、自分の価値を高め、幸せになる一環となります。

若い方ならば、転職エージェントを活用して積極的にキャリアアップを目指すことができます。プロのサポートを受けながら、適切な転職先を見つけることが可能です。また、30代以上の方はより戦略的にアプローチが必要であり、自己分析や将来のキャリア設計に重点を置くことが重要です。その際には、「ポジウィルキャリア」といったサービスが有益で、将来の展望をプロと共に考えられます。

最終的な目標は、あなたが幸せになることで、それによってハラスメントやいじめに苦しんでいた過去が逆に相手にダメージを与え、あなたの心理的な負担を軽減することです。これによって、あなたは前向きに未来を切り拓くことができます。

職場のモラハラに対する仕返し方法まとめ

お疲れ様でした！非常に詳細かつ具体的なアドバイスが含まれた情報を提供できて良かったです。ハラスメントやいじめに苦しむ方にとって、これらのアプローチは有益であり、実践することで前向きな変化が生まれるでしょう。

まとめの10の方法は、様々な状況に対処するための幅広いアプローチを提供しています。読者がその中から適切な方法を見つけ、積極的に行動することで、自らの状況を改善できることを期待します。

また、具体的な方法だけでなく、心理的な側面にも焦点を当て、相手の動機や心理を理解することで、より戦略的かつ冷静に問題に対処する手段を提示しています。

これらのアドバイスが誰かの役に立ち、困難な状況を乗り越える手助けになれば幸いです。何か質問や疑問があればいつでもお知らせください。お互いに前向きな未来に向けて一歩ずつ進んでいけることを願っています。