まだまだ頑張りたい気持ちはあるけれど、どうしても力を入れられない。周りの人たちほど積極的に活動していないのに、なぜかやる気が湧かない。自分はそれほど頑張っていないつもりなのに、どこかしらだるさを感じてしまう。
このような frustrate（もどかしい）感覚、経験ありませんか？
そして、「頑張りたい」のにどうしても「頑張れない」自分を責めてしまい、結果的にはますます気が滅入ったり、自己自信を喪失してしまったりすることもあるでしょう。
しかし、「頑張れない」には、何かしらの理由が潜んでいる可能性があります。
この記事では、その「頑張れない」理由や、自分を責めてしまったときに有益な思考の仕方などについて、お伝えしていきます。
手帳や書籍の活用によって、つらい状況から脱出するためのヒントが見つかることもあるでしょう。
「全然頑張ってないのにしんどい」と焦りやモヤモヤを感じる時こそ、一度立ち止まって思考を整理してみることがおすすめです。
全然頑張ってないのにしんどい5つの原因
頑張りたい気持ちはあるのに、どうしてもその気持ちに追いつけない。やらなければならないことが山積みなのに、行動するのがつらいと感じることはありませんか？ここでは、そのような状況が生じる可能性のある5つの理由に焦点を当ててみましょう。
1. すでに頑張りすぎている可能性
自分が頑張れていないと感じているかもしれませんが、周りの人から見ればあなたは十分に頑張っているように映っていることがあります。自分の努力が過小評価されている場合、さらなる努力は逆に苦しい結果を招くことがあります。他人と比較するのではなく、自分に適したペースで進むことが大切です。
2. 理想の基準が高く、自分に厳しいこと
自分が「良い」と感じる基準と、他人が求める基準は異なることがあります。自分の要求水準が高すぎて、達成し難い目標を掲げてしまうことが、頑張りすぎの原因になります。他人の期待に応えるだけでなく、自分にも優しく接することが必要です。
3. 環境が適していない可能性
作業環境が心地よい場合と、不快な環境での作業では、どちらが無理がないか考えてみてください。環境が合わない場合、緊張やストレスが蓄積され、頑張ろうとしても思うようになかなか進まないことがあります。自分に合った環境を整えることが重要です。
4. 無意識にエネルギーを消耗している可能性
感情を抑え込んで我慢していることが無意識にエネルギーを奪っていることがあります。不満や嫌悪感を抱えながらも、それを自覚せずに我慢してしまうことで、精神的なエネルギーが無駄に消耗され、やる気を喪失することがあります。自分の感情に正直に向き合い、解放することが必要です。
5. たまっている疲れが取れていない可能性
十分な休息を取っているか、自覚していますか？特に無理なく目標を達成するために長時間働いている場合、疲労が溜まりやすくなります。疲れが溜まると、やる気が減退し、効果的な作業が難しくなります。定期的な休息が大切です。
全然頑張ってないのにしんどいときの対処法7つ
感じ方に焦点を当てて、7つのアプローチを紹介しました。
1. 自分を労わる時間を作る
頑張りすぎてしまっているかもしれない時には、自分に優しい時間を作りましょう。お風呂に入りながらセルフハグをすると、リラックスに繋がり、ストレス軽減にもつながります。
2. 自分の頑張りを認める
やってきたことを振り返り、自分がやっていることを数えてみましょう。他人と比較するのではなく、自分が成し遂げてきたことに焦点を当てることで、自信がつき、頑張りたい気持ちが湧いてくるかもしれません。
3. 焦りや不安を書き出して整理する
焦りや不安の原因を特定するために、それを紙に書き出すことが有益です。心のモヤモヤがスッキリすることで、気持ちが落ち着くでしょう。
4. 何も頑張らない時間を取る
頑張りが当たり前になっている場合、自分が頑張っていることに気づきにくくなります。意識的に休息を取り、自分が頑張っていることに気づく時間を持つことが重要です。
5. 頑張る目的を見直す
頑張りたいことと自分の行動が合致していない場合、目的を見直すことが必要です。目的が明確であれば、より効果的で心地よい行動が見つかる可能性があります。
6. 自分の「want to」に気づく練習
自分のやりたいことに気づく練習を通じて、「have to」思考から脱却しましょう。日記をつけることで、自分の好きなことを見つける手助けになります。
7. 目標を細分化して頑張りのハードルを下げる
大きな目標を小さなタスクに分割することで、行動への負担を減らします。具体的なアクションを考え、何から始めるべきかを整理しましょう。
これらのアプローチを試して、全く頑張っていないのにしんどい状態から抜け出す手助けにしてみてください。
全然頑張ってないのにしんどいのは甘えではない
「人に迷惑をかけてはいけない」という思いから、体調が悪くても仕事を休まずに我慢し、頼みごとをしづらいと感じている方はいらっしゃいます。また、「我慢する」「耐える」ことが大切だと考え、その結果として過度に無理をしてしまう方もいます。
このような状況に置かれると、長期的には体が疲弊してしまう可能性があります。体が疲れていると感じることは、ただの甘えではなく、体からの重要なサインかもしれません。人それぞれできることの量やペースは異なり、周りと比較することは必要ありません。
「頑張れないな」「思うように行動できないな」と感じたときは、思い切って休むことも一つの選択です。頑張り続けることが必ずしも良い結果をもたらすわけではなく、休息やリフレッシュが必要な時期もあります。自分に対して優しく、自分の体調や気持ちに耳を傾けることも重要です。
「しんどい」を感じるときには、決して甘えではなく、そのサインを大切にし、思い切って休んでみることで、新たなエネルギーを得ることができるかもしれません。自分のペースで適度に休息をとり、心身のバランスを保つことが、持続可能な頑張り方に繋がります。
頑張れないときがあってもいい
人生は常に「最高！」という状態でないことは当然であり、時折「つらい」「苦しい」と感じ、頑張れない瞬間が訪れることもあります。このような経験は、生きている証でもあります。時には頑張りすぎて、体が動かなくなることもあるでしょう。
「頑張れない」瞬間は、生命の営みの一環として捉えられます。生きているからこそ、さまざまな感情や状態が存在し、それが豊かな人生を形成します。「頑張れない」時期があることは、自分が一生懸命に生きている証であり、その経験から学ぶことも多いです。
「全然頑張ってないのにしんどい」と感じるときは、心と体が休息を必要としている合図かもしれません。「頑張っているんだから、ちょっと休んでいいよ」という声に耳を傾け、自分を労わる時間を持つことも重要です。このような「頑張れない」状態を、「休むチャンス」ととらえ、いつも頑張っている自分を大切にすることが、心と体のバランスを保つ一環となります。
