皆さん、7分づき米というお米をご存知でしょうか?
通常、白米や玄米が一般的ですが、7分づき米は健康に良いお米として注目されています。
人気番組「この差って何?」では、ご長寿の方が食べている長寿朝ごはんとして取り上げられ、ますます注目を集めています。
そこで今回は、注目の7分づき米について紹介していきます。
7分づき米とは?
7分づき米とは、白米を10割の精米率にしたとき、何割が精米されているかを表す指標です。
数字が大きければ白米に近く、小さければ玄米に近いと言えます。玄米は栄養価が高い一方で、ボソボソとした食感が苦手な人もいます。
そこで、7分づき米はまさにその中間で、白米に近い食感でありながらも、玄米に近い栄養価を備えています。
7分づき米は、ボソボソ感が少なく、食べやすいのが特徴です。ビタミン、ミネラル、食物繊維など栄養が豊富で、健康に良い食材とされています。
白米のような食感でありながら、玄米の栄養素を摂取できるので、バランスの取れた食事に貢献します。
7分づき米の精米率が低いほど、栄養価が高まります。初めての方は7分づき米から始め、徐々に慣れてきたら5分づき米、3分づき米と段階的に変えていくのも良いでしょう。
7分づき米のデメリットは?
7分づき米は玄米の栄養価を残しつつ、ボソボソとした食感がなく食べやすいとされています。しかし、一部で体に悪いといった声もあります。
玄米は栄養価が高い反面、消化・吸収が難しいとされることがあります。これにはアブシジン酸とフィジン酸という成分が関与しています。アブシジン酸は植物性ホルモンで、摂取することで体を冷やし、免疫が低下するという主張がありますが、これは一部の意見であり、活性酸素の発生を促進する作用があるとしても、体に悪いとは断定できません。活性酸素は免疫機能や感染防止の役割も果たしています。
また、フィジン酸は水に溶けにくい性質があり、ミネラルなどが吸収されにくくなるとされています。これは有害な物質を吸収せずに排出するとも考えられます。ただし、ミネラルは他の食材からも摂取できるため、適切な補給が必要です。
一方で、これらの成分によって体調が悪化することがあるため、自分に合った食事スタイルを見つけることが重要です。7分づき米を摂取して体調が悪くなった場合は、白米に戻すことを検討することがおすすめされています。
7分づき米の炊き方
7分づき米の炊き方は、白米とほとんど変わりません。水加減は白米と同じか、少し多めでも良いでしょう。分づき米は最初に濃いとぎ汁が出ることがありますが、お米が吸収すると糠臭くなる可能性があるため、早めに作業することがおすすめです。
ただし、7分づき米はあまり保温に向かないため、炊きあがったらできるだけ早く食べるように心がけましょう。