デコポンは親しみやすい愛称で、その正式名は「不知火（しらぬい）」とされる柑橘類です。
程よい酸味がありつつも、甘みと濃厚な味わいが広がるのが特徴のデコポン。
手に入れすぎてしまったり、誰かからもらったりすることもあるでしょう。
しかし、一度に食べきれなくて腐ってしまわないように、正しい保存方法や上手な切り方、アレンジ方法を紹介いたします。
デコポンは冷蔵庫に保存していいの？
デコポンの保存にはいくつかのポイントがあります。まず、直射日光の当たらない冷暗所で保存することが重要です。保存できる期間は通常1週間程度であり、状態によっては2週間程度も可能ですが、なるべく早めに食べるのがおすすめです。
デコポンの保存において「みずみずしさ」を保つためには、乾燥に注意が必要です。柑橘類のおいしさはみずみずしさにありますので、それを損なわないように工夫しましょう。簡単な方法としては、ビニール袋に入れることです。ただし、夏場など室温が高い時期はキッチンでの保存が難しくなりますので、冷蔵庫や野菜室が適しています。冷蔵庫で保存する場合も、ビニール袋に入れることを忘れずに行いましょう。
また、高温多湿の環境ではカビが発生しやすいため、カビ対策も大切です。ビニール袋にデコポンを入れる際には、1個ずつ袋に入れることでカビの移りを防ぐことができます。これらの工夫を取り入れつつ、美味しいデコポンを長く楽しむことができます。
デコポンは冷凍保存できるの？
デコポンなどの柑橘類は冷凍保存が可能です。デコポンの場合、外の皮が厚いため、冷凍する前にまず外の皮を剥くことがおすすめです。
冷凍保存の手順は以下の通りです。まず、デコポンを一房ずつ実が重ならないようにして、密閉できるジップロックなどに入れます。その後、ジップロックを平らにして冷凍庫に保存します。外の皮だけでなく、薄皮まで剥いて冷凍すると、解凍した際により美味しい食感を楽しむことができます。
解凍の際は、自然解凍や冷蔵庫に入れて解凍する他、そのまま食べてもシャリシャリとした食感が楽しめます。冷凍で保存したデコポンは約1か月程度保存が可能です。これにより、旬の美味しさを長く楽しむことができます。
デコポンの皮が厚くて剥きにくそうだけど、どう剥いたら良いの？
デコポンの皮が厚いため、ミカンに比べて剥くのが難しいと感じる方もいますが、実は手で簡単に剥くことができます。
また、デコポンをカットして食べる場合の手順も紹介します。まず、デコポンの出っ張っている部分（デコ）とその反対側（おしり）を切り落とし、果物を縦に半分に切ります。半分になったデコポンをそのまま縦方向に4等分ずつにカットします。最後に残った白い筋を切り落として完成です。
外の皮も剥いて食べたい場合は、皮と果肉の間に切れ込みを入れると、剥きやすくなります。これにより、デコポンを美味しく手軽に楽しむことができます。
デコポンをもっと美味しく味わえる食べ方は？
デコポンはそのままでも美味しく楽しめますが、時にはアレンジして新しい味わいを楽しんでみませんか？以下はデコポンを使ったおすすめのアレンジ方法です。
1. **デコポンゼリー**
– デコポンを横に真っ直ぐ切り落とし、果肉を取り出します。
– 鍋に果肉とデコポンの果汁を入れ、火にかけます。
– 沸騰する直前に火を止め、ゼラチンを加えて混ぜ、デコポンの皮に戻します。
– 冷蔵庫で固まったら、デコポンゼリーの完成です。
2. **デコポンと水菜のヨーグルトサラダ**
– カブを薄切りにして塩もみし、水分を絞ります。
– デコポンを薄皮を取りながら小分けにします。
– 氷水にさらした水菜、デコポン、カブをヨーグルトと調味料で和えて完成です。
これらのアレンジはデコポンの甘みやジューシーな味わいを引き立て、新しい食べ方を楽しむことができます。アレンジ次第で、デコポンの魅力がさらに広がります。
