多くの人がプレゼンを面白くしたいと考えることってありますよね。新しいアイデアを探している方も多いかもしれません。
今回は、3つの実践的な「おもしろいプレゼン方法」を紹介します!
プレゼンの面白さは、その人のセンスや性格だけに頼るわけではありません。お笑い芸人がトークの「オチ」を考えるように、面白さを演出するための「仕掛け」を用意することが大切です。
それでは、それぞれの方法を一つずつ見ていきましょう!
■方法①:自虐ネタを盛り込む
自虐ネタとは、自分の「失敗や恥ずかしいエピソード」を笑いのネタにすることです。この手法は、他人を傷つけることなく、安全に笑いを提供します。
社会的なルールや体裁を気にする社会人として、自分の弱みや失敗を率直に話すことで、聞き手に人間味を感じさせ、笑いを誘うことができます。
重要なのは、自分の印象や初対面でのイメージとのギャップを表現することです。「私は実は○○なんです」というような話は、聞き手に親近感を抱かせます。
みなさんもこの機会に、自分のギャップを探してみてください。
例えば:
(失敗談)
「私は普段、しっかり者だと思われることが多いんですが…この前のプレゼンテーション、自宅で準備万端で臨もうとしたんです。しっかり練習したつもりが、結局台本もポインターも自宅に置いてきてしまいました(笑)。自分でもプレッシャーをかけて頑張りたいと思います!」
(恥ずかしいエピソード)
「新人の頃は営業が全然できませんでした。先輩にロールプレイングを見てもらったんですが、笑顔が出せず…笑顔のなさから『鉄仮面』というあだ名をつけられました(笑)。」
■方法②:内輪ネタを入れる
内輪ネタとは、特定のグループやコミュニティ内で共有されるユーモアや話題のことを指します。
例えば、社内会議で社長の話題を出す、または同じチームや部署のメンバー間で上司のことを話題にするなどがその一例です。このような共通の話題をもとに、コミュニティ内の人々が仲間意識を育んでいます。
内輪ネタを使う際のポイントの1つは、権威や権力を少し揶揄することです。このテクニックを用いることで、聞き手が自分より上の立場の人に対して優越感を感じ、笑いが生まれることがあります。
ただし、このようなユーモアは注意が必要です。人を軽んじたり傷つけたりすることがないよう、使い方には慎重さが求められます。
具体的な注意点として、権威をネタにする際には、その後に良い点や評価を話題にするなど、フォローを入れることが大切です。これによって、不快感を与えることなく、親しみやすい雰囲気を作り出すことができます。
例えば:
「面接では5社受けたんですが、この会社の人事部が一番厳しかったですね。Sさんは素敵な笑顔で接してくれたけど、その笑顔の裏には鋭い見抜き眼があるなと感じました(笑)。人事部長のKさんも9割は雑談でしたが(笑)、残りの1割の質問が深く考えさせるものでした」
「コミュトレインストラクターの○○さんはいつも穏やかな雰囲気ですよね。たまにぼーっとしているのかな?と感じる時もありますが(笑)、その後の発言は本当に的確で鋭いんですよね。真剣に考えている時でもほんわかした空気が流れています。そういった一面からも私たちは、○○さんの魅力に惹きつけられているんだと思います」
■方法③:流行りネタを押さえる
流行りネタとは、時事や芸能、社会で注目されているトピックを指します。経済ニュースでもよいですし、エンターテイメントの話題でも構いません。重要なのは、現在社会的に注目を集めているものを選ぶことです。話し手と聞き手が共通の情報を共有することで、共感を生み出すことができます。流行りネタは、笑いを取ることよりも、興味を引くことに焦点を当てています。
ポイントは、人々が共通して理解できる情報を選ぶことです。例えば、宗教や政治に関する議論は、人によって意見が異なり共感を得にくいです。また、話題を取り上げた後は、明るく締めくくることも重要です。どんな話題であっても、最後に明るく結びつけることで雰囲気を和ませることができます。
例えば:
「オリンピック直前に代表監督が解任されるニュースがありましたね。私も同じ運命にならないよう、選手の声に耳を傾け、社員たちの意見を大切にしていきます」
「これまでの内容も、ただ知っているだけでは意味がありませんよね。この研修で得たことを実践し、将来の社会人生活に活かしていくことが大切です。だからこそ、いつ実践するかというと…今ですよね!その気持ちを持って頑張りましょう!」
■まとめ:「ネタ」を準備すれば、プレゼンは面白くなる!
おもしろくプレゼンするために、3つの方法を紹介しましたね。
その方法はこうですよ:
自虐ネタを使う
ギャップを表現する
内輪ネタを取り入れる
プレゼンを面白くするためには、話の中に「ネタ」をちりばめることが大事です。無理に楽しませようとせず、自然な笑いを引き出すよう心がけましょう。その方が、プレゼン全体の印象も変わってきます。