ほうれん草は栄養価も高く、お浸しや胡麻和え、バターで炒めるなど、いろんな料理に使えて便利ですよね。
料理に使う際は下茹でが必要とされることもありますが、味噌汁にほうれん草を入れる際、わざわざ下茹でする必要性に疑問を感じることもあるかもしれません。
下茹でする手間がなくそのまま使えたら便利ですよね。今回はほうれん草を味噌汁に入れる場合の下ごしらえの理由や手順などをお伝えしますので、ぜひ参考にしてくださいね。
また、茹でたほうれん草の日持ちは調理せずに保存するよりも短いことがあります。ここでは茹でたほうれん草の保存期間や冷蔵庫での保存方法のコツもご紹介します。
これを読むことで、茹でたほうれん草を無駄に腐らせてしまうことがなくなるでしょう。使い切れるコツを身につけましょう。
ほうれん草を味噌汁に入れる時は下ゆでする?
ほうれん草を味噌汁に使う際、必ずしも下ゆでをしなくても問題ありません。ただし、できれば下茹ですると良い、ということです。
ほうれん草を下茹でする理由には、2つの意義があります。
一つ目は、下茹ですることでエグミが減ることです。ほうれん草の灰汁はエグミを感じさせるので、下茹ですることで料理が美味しくなります。
二つ目は、ほうれん草に含まれるシュウ酸が健康に影響を及ぼす可能性があるためです。シュウ酸は摂取しすぎると尿路結石の原因になることがあるので、下茹でをすることでその影響を抑えることができます。
ただし、近年のほうれん草は昔に比べてシュウ酸の含有量が減っているという意見もあります。エグミが気にならない方や健康に問題がない場合は、下茹ですらしていないほうれん草を食べても問題ないようです。
味噌汁に使う分量が少ない場合、気にならなければ下ゆでなしでもOKです。
プロの料理人のレシピを見ても、味噌汁を作る際に下茹ではしない場合もありますが、事前にサッと茹でて保存しておくこともあります。
味噌汁に使う量が少ないため、他の料理にも活用できるように、サッと茹でて保存容器に入れておくと便利です。自宅で使う場合も、前日にサッと下茹でして保存容器に入れておけば、味噌汁やお浸しにすぐに使えますよ。
ほうれん草の下茹ではレンジはダメ?
灰汁を抜いたほうがいいと感じる方もいるでしょうね。特に、レンジで灰汁を抜く方法についても興味をお持ちの方もいるかもしれません。
調べてみると、レンジでチンするだけでは灰汁は抜けないようです。ほうれん草の灰汁は茹でることで抜ける性質があり、単にレンジで加熱しても抜けません。ただし、少し手を加えればレンジでも灰汁抜きができる方法があるんですよ。
その方法は、チンした後に水にさらすだけです。
ほうれん草に含まれるエグミの元であるシュウ酸はお湯や水に溶けやすい性質があるんです。そのため、レンジでチンした後に水にさらせば灰汁抜きが可能で、下茹でと同じ効果が得られます。
さらに、下茹でをすると灰汁と一緒に必要な栄養素も水に溶け出してしまうことがありますが、レンジで調理すると栄養素も失われにくいようです。手軽に灰汁抜きができて時短にもなりますので、レンジ調理を検討されている方にはおすすめですよ。
ほうれん草の下ゆでについて【我が家の場合】
我が家ではお味噌汁にほうれん草を入れる際も、下ゆでしたものを使用しています。
ただし、お味噌汁に使う分だけを都度下ゆでして・・・という手順は手間がかかります。そこで、ほうれん草が安い時にまとめて買ってきて、その日のうちに鍋で一気に下ゆでしてしまうことにしました。水気を切ったら、1回分ずつラップで包み、保存袋に入れ、すべて冷凍しています。
お味噌汁に使う際は、凍ったまま鍋に入れればOKなので、とても楽ちんですよー。