なめこ(滑子)は、お味噌汁や和風パスタなどに使われ、そのヌルヌルとした食感が特徴的ですが、これを赤ちゃんの離乳食に取り入れるのはいつから安全なのでしょうか。
私は個人的に、その喉越しの感触が好きで、ある日、1歳の娘にも試してみようかと思いました。しかし、不安がよぎりました。赤ちゃんになめこを食べさせるのはいつからが良いのだろうか?アレルギーのリスクはあるだろうか?繊維質が多くても大丈夫なのだろうか?
そこで、これらの疑問に対する情報を調査してみました。同じような疑問を抱える親御さんと情報を共有できれば嬉しいです。
赤ちゃんになめこはいつからどのように?
なめこ(滑子)を赤ちゃんの離乳食に取り入れる際の適切な時期について、育児サイトや離乳食の本を調査した結果、生後7~8ヶ月の離乳食中期頃から安全に食べさせることができるとされています。
なめこの調理方法には以下の3つのポイントがあります。
軽く洗ってから調理する。
徹底的に茹でて加熱する。
小さく刻んで食べやすくする。
特に、なめこの加熱が不十分だと消化に悪く、お腹をこわす原因になる可能性があるため、注意が必要です。
また、なめこの表面には強い「ヌメリ」があり、勢いよく飲み込むと気管支の入り口を塞いでしまう危険があるため、注意が必要です。2~3歳までは誤飲防止のためにも小さく刻んでおくと安心です。
冷凍保存も可能で、離乳食を作る度に毎回手間をかけるのが難しい場合は、なめこを茹でて刻んで冷凍保存することができます。
なお、なめこに関する情報以外にも、ベビーグッズやおしゃれなベビーキッズ用品のセレクトショップについても紹介されています。最後に、「なめたけ」と「なめこ」の違いについても簡単に触れられており、離乳食の時期には与えない方が良いとのアドバイスも含まれています。
なめこでアレルギーが出たりするの?
なめこも食品の一種ですから、アレルギーのリスクが気になりますよね。政府が公表している特にアレルギーになりやすい食品のリストには含まれていないため、なめこは比較的アレルギーが起こりにくいと考えられます。
ただし、インターネットでの検索ではアレルギーの報告例が少ないだけで、なめこのアレルギー反応が存在する可能性も指摘されています。口腔アレルギー症候群として、食後に口の周りが赤く腫れるなどの症状が出る場合があります。また、赤ちゃんによっては身体中に蕁麻疹が出たり、花粉症に似た症状が出ることもあるようです。
アレルギー反応には即時性と遅延性の2つのパターンがあります。即時性の場合は食べた直後から30分以内に症状が出ることが多いですが、遅延性の場合は数時間から数日後に症状が出ることもあり、原因特定が難しいです。
赤ちゃんに初めてなめこを与える際には、少量から始めて様子を見ることが大切です。もし異常を感じたら食事を中断し、症状が治まらない場合は小児科かアレルギー科を受診することをおすすめします。初めての試食は平日の午前中にすると、万が一の場合でも対応しやすいでしょう。土日や祝日の夜だと病院を探すのが難しいこともありますからね。
そもそもなめこは離乳食に向いているの?
なめこの特徴について詳しく説明します。なめこは低脂肪で低カロリーなきのこであり、主にタンパク質と炭水化物を含んでいます。栄養成分としてはナイアシンやパントテン酸が豊富であり、ミネラルも多く含まれています。特にカリウムや銅などが挙げられます。また、なめこの表面にあるヌルヌル成分にはムチンと呼ばれる、胃の粘膜に良い影響を与える成分が豊富に含まれています。
なめこは食物繊維も豊富で、100グラム中には約3.3グラムも含まれています。この食物繊維は便秘の解消や予防に寄与しますので、便秘気味の赤ちゃんにとって良い食材といえます。なお、なめこの旬は秋ですが、現在では人工栽培により一年中市場に出回っています。
これらの特徴を総合的に考えると、アレルギーがない限りなめこは離乳食に適した食材といえるでしょう。
まとめと私の体験談
赤ちゃんの離乳食になめこを考えてみました。特に厳重に気を付けなければいけない点はありませんが、ポイントだけ覚えておくと便利かもしれません。
それではまとめとして、
赤ちゃんになめこを与える時期は?
生後7~8ヶ月頃の離乳食中期から
注意すべき点は、事前に丁寧に洗い汚れを落とし、しっかり加熱して細かく刻むこと。最初は少量からスタートするのが無難です。
アレルギーが出にくい食品ですが、ゼロではない可能性もあります。
うちの1歳の娘は、味噌汁が大好きみたいです。私たちよりも薄めに作ってあげていますが、ご飯を食べる前にまず味噌汁を飲み干してから他のおかずを食べ始めます。
最近はなめこを茹でて刻んで具に入れた「なめこ汁」を試してみました。ただ、娘にとって具材はあまり重要でなく、刻んだなめこも普通に食べていました。
数日経ってもアレルギーのような症状は出なかったので、安心しています。子どもが食べられる食品が増えていくのは親として嬉しいです。
皆さんの赤ちゃんも、なめこが問題なく食べられるといいですね!