初めて炭酸美容について知識を得たとき、私は弊社の専門家から「髙橋さん、炭酸美容を理解する上で一番わかりやすいのが炭酸風呂ですよ。ぜひ試してみてください」とアドバイスされ、高濃度の炭酸風呂を提供してもらいました。この炭酸風呂を体感した瞬間から、私の炭酸美容への興味は確信に変わりました。以来、炭酸美容の素晴らしさを多くの人に伝えるべく、全国で炭酸美容セミナーを開催してきました。
しかし、これまでずっと良いことばかりを強調してきたので、今回は炭酸風呂にはデメリットも存在することに焦点を当て、それについてお伝えしていきたいと思います。
炭酸風呂とは?
炭酸風呂は、炭酸ガスがお湯に溶け込んでいるお風呂のことで、入浴剤にも「炭酸ガス」を発生させるものが多くあります。したがって、炭酸風呂は身近な存在であり、特別なものではありません。一方で、炭酸ガスが高濃度に溶け込んだお風呂は「高濃度炭酸風呂」と呼ばれ、炭酸ガスが1000ppm以上溶け込んでいるものが「高濃度」とされています。
ドイツでは、天然の炭酸泉があり、特に1000ppm以上の炭酸ガスが溶け込んでいる高濃度炭酸泉は、伝統医療とされ多くの方が湯治に訪れています。「心臓の湯」として知られています。
日本にも天然の炭酸泉が存在し、大分県の長湯温泉や飛騨小坂、島根の頓原温泉などがその例です。また、都会でも人工的に炭酸ガスをお湯に溶かし込んで炭酸風呂を楽しむことができます。最近では、銭湯やスパ、スポーツジムなどにも人工炭酸泉が設置されており、手軽に試すことができます。
炭酸風呂は、重曹とクエン酸を使用して自宅で作ることも可能です。これらのアイテムはドラッグストアなどで手に入り、通常の手作り品だと量はそれほど多くないですが、高濃度の炭酸風呂を作る場合は200グラム以上の重曹とクエン酸が必要です。炭酸美容ファンの中には、自宅で高濃度の炭酸風呂を楽しむためにこれらのアイテムを大量に購入する人もいます。
炭酸風呂のデメリット3つ
炭酸風呂にはいくつかのデメリットがあります。まず、自宅で重曹とクエン酸を使用して作る炭酸風呂の場合、これらの成分の量が1回分でも相当に大量になり、合計で400g以上にもなることがあります。そのため、持ち運びが大変であると感じることがあります。また、高濃度の炭酸風呂を作ろうとすると、重曹とクエン酸の量が多くなり、コスパが悪くなることがあります。
一方で、人工炭酸泉を利用する場合は、お湯に炭酸ガスを溶かし込んでいるため、お肌の状態によってはお風呂上がりに乾燥を感じたり、痒みが出ることがあります。個人差があるため、これも炭酸風呂のデメリットと言えます。しかし、炭酸風呂のメリットについて実感している人々は、それを十分に補っていると感じているようです。
炭酸風呂は美容に良いとされ、多くの人に愛用されていますが、デメリットもあることを理解した上で利用することが大切です。それでも、メリットが多く、炭酸風呂の体験を通じて美容効果を感じることができるでしょう。