「大胸筋を鍛えたい」と、腕立て伏せを頑張っているのに、なぜか脇の部分が筋肉痛になってしまう・・・
そんな経験をしたことがある方は少なくないでしょう。
ではなぜ、腕立て伏せで脇が筋肉痛になってしまうのでしょうか?
その原因と、正しい腕立て伏せのやり方について紹介していきます。
腕立て伏せで脇が筋肉痛になる原因は?
腕立て伏せは大胸筋を鍛えるのに効果的な運動ですが、使っているつもりのない脇の部分が筋肉痛になってしまうことがあります。
「やり方が間違えているのではないだろうか?」と不安になってしまったりしますよね。
ですが、実はこれは決して「おかしなこと」などではなく、しっかり大胸筋が鍛えられている証と言えるのです。
「大胸筋」という筋肉ですが、これは大きな筋肉なので、外側は脇の下の部分にまで達しています。
つまり、脇に起こる筋肉痛の原因は、「大胸筋の外側部分に筋肉痛が起こっているから」と考えることができるのですね。
筋肉痛が起こっているということは、大胸筋をしっかり鍛えられているということ。
やり方が間違えているわけではなく、トレーニングの効果も得られていると考えることができるので、心配する必要はないのです。
腕立て伏せの正しいやり方は?
腕立て伏せは、自己流の適当なやり方で実践しても、思うように鍛えたい筋肉を鍛えることができません。
大胸筋を鍛えて、すっきり引き締まったボディを目指したいのなら、正しいフォームややり方を実践することが大切です。
まず、肩から足にかけて一直線になるようにします。
そして一直線をキープしながら、目線は床を見ずに、正面を見た状態で腕を曲げていきます。
胸が床につくギリギリくらいまで曲げたら、次は床を手で押すような感覚で、腕を伸ばしていきます。
反動は付けずに、胸の筋肉を意識しながら行っていきましょう。
また、腕を伸ばしていく際、最後まで伸ばしきらずに「やや曲がった状態」から再び腕を曲げていくのも1つのコツです。
伸ばし切らずに続けることで、より負荷が大きくなり、大胸筋を鍛える効果も高くなります。
腕立て伏せがうまくできない時は?
腕立て伏せの正しいやり方は、頭では理解できても、実践するとなると、なかなか難しいものですよね。
特に女性などの場合は、「1回もできない」という方も少なくありません。
そこで、そんな時におすすめなのが、膝をついて腕立て伏せを行う方法です。
膝から肩を一直線になるよう意識し、同じように腕立て伏せをしてみましょう。
支点を「足」から「膝」に変えることで、楽に腕の曲げ伸ばしができるようになります。
腕立て伏せについて~まとめ~
腕立て伏せで脇が痛くなってしまう原因は、正しく大胸筋を鍛えられているから。
正しいやり方でしっかり腕立て伏せをしていけば、大胸筋だけでなく二の腕や肩も鍛えることができます。
腕立て伏せは、週に2~3日の頻度でも十分に効果が得られると言われています。
負担がかからない程度に、継続して実践していくことで、引き締まった体を目指しましょう!